【MTG】オルゾフエンジェル・サイドチェンジ込み【アリーナ】

ボロス天使の進化系

今回は以前紹介したボロスエンジェルの後継デッキである、オルゾフエンジェルをご紹介します。

空前の群雄割拠環境の中、ローグデッキに分類されるこのデッキがどこまでいけるのかを詰めてみましたので、参考になれば幸いです。

ボロスエンジェルの記事はこちら

ボロスエンジェルとは?

基本的には3ターン目からコスト通りに天使を展開し、5ターン目「黎明をもたらす者、ライラ」から、ダメージレースで勝利するデッキとなります。

特に「輝かしい天使」と「ライラ」が盤面に並んだ時の相性は凄まじく、一度攻撃が通れば、毎ターン5/5警戒絆魂の天使トークンが増えていき、あっという間にゲームエンドまで持っていくことができます。

ボロスエンジェルとの違い

メリット①黒をタッチしたことにより、コントロールデッキ・アグロデッキへの相性向上

メリット②使い勝手のよい単体除去の獲得

メリット③「秤の熾天使」加入により、全体除去の耐性がUP!

デメリット「再燃するフェニックス」を使えない

このあたりでしょうか。

スタンにおいて最強クラスの単体性能を誇る「再燃するフェニックス」を失った代わりに、より対応力の広がったボロスエンジェルというイメージでよいかと思います。

特に「強迫」により前方確認をしてからフィニッシャーを出すことができるので、ミッドレンジの苦手とするコントロールデッキへの勝率が大幅に上がりました

流行りの単色アグロデッキに対しても、「渇望の時」の除去とライフゲインを兼ねたカードは、「ライラ」到達までの時間を稼いでくれます。

自身の「トカートリの儀仗兵」は巻き込まず、相手の小型クリーチャーを一掃できる「肉儀場の叫び」との相性も◎

新しく加入した「秤の熾天使」は、死後2により、全体除去への疑似的な耐性も上がっています。

それではデッキ紹介です。

デッキリスト

【lands 25】
④神無き神殿
④孤立した礼拝堂
⑪平地
④沼
②愚蒙の記念像

【creatures 22】
④善意の騎士
④トカートリの儀仗兵
④輝かしい天使
②豊潤の声、シャライ
④秤の熾天使
④黎明をもたらす者、ライラ

【other spells 14】
③喪心
④ベナリア史
③屈辱
②イクサランの束縛
②不滅の太陽

【side boards 15】
③強迫
②渇望の時
②肉議場の叫び
②帆凧の掠め取り
①オルゾフの簒奪者、ケイヤ
①イクサランの束縛
②ヴラスカの侮辱
②最古再誕

土地の採用枚数

総数25枚というのは、5ターン目にこのデッキ最大のアクションである「ライラ」を唱えるために多めに採用しています。

また、前回より黒マナの依存度が低いので、平地を多めにとっています。

唯一のダブルシンボルである「ヴラスカの侮辱」も、仮想敵である「テフェリー」や「ビビアン」が出てくる5ターン目には、およそ80%の確率で黒マナが2つ出る枚数となっています。

「愚蒙の記念像」は、直接的なアド源のないこのデッキにおいて、墓地から必要なクリーチャーを回収できる優秀なカードです。

メイン不滅の太陽

このデッキの数少ないアド源にして、スゥルタイ・コントロールデッキへの回答になります。

特に先に挙げたデッキには、通ってしまえばメインからの対処はほぼ不可能なので、そのまま勝ちに直結するカードです。

(まれにメイン「打ち壊すブロントドン」採用型もあります)

また、「秤の熾天使」の死後トークンも強化されるため、このデッキとの相性はかなり良いです。

善意の騎士

エスパーコントロールへの憎しみが生み出した最強のメタカードです。

黒からの呪禁により、冗談抜きにエスパーコントロールは「肉儀場の叫び」か「ケイヤの怒り」しか回答がありません

また、先制攻撃が偉く、地上のアグロ系をストップできるので、現環境ではかなり信頼のできる2コスト枠です。

「ベナリア史」とのシナジーも見逃せません。

サイドボーディングガイド

対「スゥルタイ」

in ①オルゾフの簒奪者、ケイヤ、②ヴラスカの侮辱、①イクサランの束縛、②最古再誕

out ②善意の騎士、④ベナリア史

「採取」の再利用を嫌って、「簒奪者ケイヤ」で墓地を逐一抜いていきます。「ラノワールのエルフ」にマイナス能力が使えるのも◎。

「イクサランの束縛」は「ハイドロイド混成体」か、「ビビアン」に打ち込みましょう。

ロングゲームになり、「不滅の太陽」を「人質取り」でリキャストされると、一気に負けに直結するので、相手が10マナまで到達したら、「喪心」や「屈辱」などの単体除去を構えておくと安心です。

また、サイド後は「軽蔑的な一撃」を構えられることが多いので、意識しておきましょう。

メイン「トカートリの儀仗兵」のおかげで、スゥルタイや赤単などの「場に出たとき効果(通称ETB能力)」を無効化し、テンポを握りやすいですが、アドの獲得が得意でないこのデッキは、トップ「ハイドロイド混成体」から捲られてしまうこともあり、相性は不利といったところです。

対単色アグロ

in  ②渇望の時、①オルゾフの簒奪者、ケイヤ、②肉儀場の叫び

out  ②イクサランの束縛、①秤の熾天使、②不滅の太陽

基本的に、重たいカードを抜き、全力でライラまでつなぐことが至上命題になります。

「ケイヤ」は1マナクリーチャーの追放や、「危険因子」などの再活カードの追放、2点ゲインと、かなり柔軟に動いてくれます。

白単には地上を止めれる「善意の騎士」、赤単にはプレイヤーへの対象耐性を付与する「シャライ」が強く、比較的有利に立ち回れます。

特に赤単は「トカートリの儀仗兵」によって、「ヴィアシーノの紅蓮術師」や「ゴブリンの鎖回し」を誤魔化せるので、かなり有利です。

カウンターを有する青単が一番止めづらいですが、「ライラ」の回答が少ないので、5ターン目にしっかり着地させることを意識しましょう。

対エスパーコントロール

in

③強迫、②帆凧の掠め取り、①オルゾフの簒奪者、ケイヤ、①最古再誕

out

③喪心、④トカートリの儀仗兵

前述したとおり、「善意の騎士」がかなり優秀なので、キープ基準はこのカードになります。

サイド後は「強迫」、「帆凧の掠め取り」から相手の動きを制限しながら、「ケイヤの怒り」や「テフェリー」を唱えられないように立ち回りましょう。

「喪心」全抜きで相手の「正気泥棒」は大丈夫?と思うかもしれませんが、サイズの大きいフライヤーがたくさんいるので、基本的にサイドインされません。

「不滅の太陽」さえ着地できれば、大きく勝ちに近づくと思います。

エスパーコントロールにかなりメタを寄せているので、流石に微有利~有利ですが、手札が切れた時の「ケイヤの怒り」から返されてしまうので、横展開は最小限にしましょう。

というわけで、オルゾフエンジェルは現在のメタゲームにおいて、トップメタであるスゥルタイには不利だが、単色やコントロールには比較的有利といったデッキだと感じました。

では、立ち位置的にこのデッキはもう少し流行ってもいいようなものですが、ドローソースのないこのデッキは如何せん引きに左右されすぎることが最大の弱点になります。

特にこのデッキは、相手の強い動きを崩しながら競り勝つようなスタイルなので、非常にもろいです。一度崩されるとジリジリと負けていきます。

私は天使というクリーチャータイプが好きで愛用していましたが、大きい大会などに持ち込むには、現状かなり厳しい使用感であり、カジュアルプレイやフリープレイ用のデッキといった評価になってしまうでしょう。

しかし、サイズの大きいトークンの並ぶ楽しさ、たくさんの天使を使役する盤面の美しさは他ではなかなか味わえないと思います!

神話が多く、アリーナでは組みづらいと思いますが、触ってみると面白いデッキですよ!