【ボドゲレビュー】濃厚な頭脳戦!【バトルライン】【ルール】

2人用頭脳戦ゲームの最高峰!

今回ご紹介するのは、熱い駆け引きがウリの、2人用ボードゲーム、バトルラインです!

このゲーム、運要素もありますが、プレイヤーの実力が如実に表れる、かなりシビアなゲームになっております。

手短に、しかしガッツリと頭を使って遊びたい!という時にぴったりです!

しかもこのゲームの作者は、私をボドゲの世界に引き込んだ最高の名作、

ロストシティも手がけた、ライナー・クニツィア氏の作品なんです!

ひとくち豆知識…クニツィア氏とは、その優れたゲームバランスと、独特の駆け引きが持ち味のデザイナーで、ボドゲ界のレジェンド的存在なのだ!!

どんなゲーム?

対応人数:2人

所要時間:20~30分

古代の戦争をテーマとした今作。

両プレイヤーは、指揮官となり、兵士たちの隊列を組むことで、

戦争に勝利せよ!という、ガチガチの対戦ゲームです。

こんな大仰なテーマですが、プレイ感でいうと

変則9面同時ポーカーといった感じです。

つまり、ポーカーがわかればルール説明に5分もかかりません!

(「役」さえ覚えればいいので、知らない人でも10分くらい!)

あそびかた

勝利条件:9つあるフラッグのうち、

①連続する3つのフラッグを獲得する

②5つのフラッグを獲得する

1~10までの数字の書かれたカードが、色事にそれぞれ6セット

つまり、10×6=60枚の部隊カードから、7枚ずつ引いて手札とする。

その手札からお互い共通の場にカードを出していき、3枚で役を作る。

その役同士で勝敗を決め、フラッグを獲得。という流れ。

しかし、例外としてフラッグ獲得には、次の方法もあります。

相手の役が完成していなくても、確実に勝利することが決まっている場合、

それを証明した時点でフラッグを獲得することができる!

(お互いの盤面の情報のみで証明する必要がある)

これがこのゲーム最大のポイントであり、駆け引きが熱くなる要素なんです!!

文字だけ見ると、なんのこっちゃ?なので、説明していきます!ご安心を!

セットアップ

こんな感じに、カードが9枚並ぶような幅で、フラッグを立てていきます。

フラッグの両サイドに、戦術カードと部隊カードをセットし、

お互い部隊カードから7枚ずつ引いて手札とし、セットアップ完了です。

very 簡単!

覚えること

今度は、3枚のカードからなる「役の強さ」を確認しましょう。

強い順に、以下の通りです。

・ウェッジ(ストレートフラッシュ):全て同じ色、かつ連番

・ファランクス(3カード):全て同じ数字

・バタリオン(フラッシュ):全て同じ色であり、連番でない

・スカーミッシャー(ストレート):連番であり、色が不揃い

・ホスト(役なし):上記以外の組み合わせ

※役の強さが同じ場合は、3枚の合計値が大きい方の勝ちとなり、

引き分けの場合は、先に役を完成させた方の勝ちとなります。

ゲームの流れ

では、ゲームの流れです。自分の手番に出来ることは、以下のとおりです。

①手札から1枚、フラッグの前に出す

②部隊カードか、戦術カードのどちらかを山札から引く

(どちらを選ぶかは任意)

③手番終了。相手の手番に移行。

サンプルゲーム

自分の手番

今回の初期手札は、青と緑で8.9.10のウェッジ(ストレートフラッシュ)が狙えそうですね!

ウェッジが失敗しても、10のファランクス(3カード)に移行することで、

勝てる見込みが大きいのでと判断し、ど真ん中のフラッグで勝負!

早めにカードを揃えたいので、部隊から手札を補充し、手番終了。

相手ターン

一方相手側は6と7でファランクス完成済み!!

場合によってはオレンジの4.5.6、5.6.7、6.7.8でウェッジも狙えますね。

一旦強そうな真ん中は避け、オレンジの4を切ります。

戦術カードから手札補充をします。

ここで現れた、最強の戦術カード!その名もアレキサンダー!!

なんとこのカードは、好きな色、好きな数字のカードとして扱える万能カードです!!

こういう感じでゲームが進んでいき、こんな局面に。相手番です。

ここで相手は、7のファランクスを完成!

この時点で、このフラッグは相手が獲得になります。

なぜなら、

①自分側で完成させられる最強の役は2のファランクス

②相手側の役は7のファランクス

7のファランクス>2のファランクス

①、②、③より

7のファランクスが完成したのでフラッグ獲得となる。(QED)

こんな感じで、証明ができれば即刻フラッグを獲得できるわけです。

では、この場合はどうでしょう。手前から3つ目の相手側に注目。

相手番で、ウェッジが完成します。

この時点で、相手はこのフラッグを獲得できるのはおわかりでしょうか?

なぜなら、

①相手側で完成したのは4.5.6のウェッジ

②自分側で完成する最強の役は青の8.9.10のウェッジ

③しかし、完成に必要な青の9は既に盤面に出ているので、

青の8.9.10のウェッジは完成できない!

①、②、③より

4.5.6のウェッジが完成したのでフラッグ獲得となる。(QED)

このように、相手が狙っている数字をわざと場に出すことで、

相手の思惑をずらすことができるわけなんですね!

(場に出さない限り、手札に持っても証明材料にできないので注意!)

こんなふうにフラッグを取り合い、先に勝利条件を満たした方の勝ちとなります。

※戦術カードについて補足

戦術カードは、大きく分けて2種類あり、

部隊カードの代わりとして扱えるものと、ゲームに干渉するものがあります。

これらの戦術カードは使用時にルールがあります。

何枚でも持つことが出来るが、

相手の使った枚数+1枚しか使用することができない

(例えば、相手が1枚も使わなかった場合、自分は1枚までは使用できるが、

2枚目以降は使用できない)

これにより、戦略カードを引いたものがち!ではなくなっているんですね。

感想

このゲームはとにかく読み合いが熱い!

自分の手札と照らし合わせながら、相手がどの役を完成させたいのかを考えたり、

自分の狙っているカードを引けなかった場合のプランを考えるのが楽しい!

ギリギリまで引っ張るのか、それとも早々に切り上げて別の役を目指すのか…

わざと相手の欲しがっているカードを隠し持つ楽しさ、

同じことをされたときの苛立ち、

ゲームが進むにつれて、ヒリつくような局面になり、どちらが先に折れるのか、

まさに意地の張り合いになってきます!

ボドゲに慣れてきた方も、そうでない方も、迷っているなら是非一度遊んでみてください!

手軽に持ち運べて、プレイ時間も短いので、気に入ったらヘビロテすること間違いなしです!

まさに、クニツィア作品にハズレなし!

評価

難易度:普通

運要素:そこそこ

重さ:普通~重い

読み合い:かなり多い!

プレイヤー間絡み:かなり多い!

総合評価:9.0